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2012年9月27日 (木)

ニッポン昔話 二重国籍

アメリカからニッポンにやって来た商社犬のシェパード君と

柴犬の花子さんは結婚し、

花子さんは本国へ帰国するシェパード君とアメリカへ移り住んだ。

やがて、タロー君が生まれた。

タロー君はハイスクールを卒業すると、花子さんの国の

ワンワン寺子屋大学への進学を希望した。

在留資格「留学」でタロー君はニッポンにやって来た。

タロー君は、花子さんの戸籍を入管へ提出し、入管は在留資格を

取り消した。

タロー君はニッポン犬となり、就労制限が無くなった。

ワンワン寺子屋大学で学びながら、

20歳でタロー君は小さなお店を立ち上げた。

商いは順調に伸び、

22歳でワンワン寺子屋大学を卒業したタロー君は

 株式会社に組織変更した。

ある日、

蟻法務省から一通の書類が届いた。

 多忙なタロー君は書類を見なかった。

 それは突然のことだった。

 タロー君が「不法滞在」の罪で捕まった。

 タロー君が生まれたとき、

花子さんは国籍留保の届けをしていた。

だ・か・ら

生まれたときは、タロー君は、

 アメリカ犬であり、ニッポン犬の二重国籍。

 アメリカのパスポートでやって来て、

 花子さんの国籍を提出したことで、ニッポン犬となった。

 20歳の時、タロー君はアメリカ国籍かニッポン国籍かを

 選択しなければならなかった。

 22歳まで選択しなかったから、蟻法務大臣から、

どちらを選択するかの催促書が届いたが、

 タロー君は回答しなかった。

 この瞬間、

タロー君の国籍はアメリカ国籍となり、不法滞在の罪で

捕まったのだった。

その後、

タロー君には特別在留資格の許可がおりたとさ。

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