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2012年9月 3日 (月)

列島改造論の頃

ボスが宅地建物取引業者の試験を受けたのは

学生時代の昭和47年だった。

六法持ち込み最後の年度でもあった。

列島改造論から一億総不動産屋と呼ばれた時代ですね。

昭和48年、

不動産業界へ飛び込んだボス。

飛び込みセールス。

完全歩合制。

会社から、販売図面を渡され、

売ってこい!

三千軒飛び込んで一件成約できれば成功。

一日50軒飛び込んでも三カ月かかる。

三カ月一本の成約で三カ月暮らせる。

業界用語の「サンコイチ」ですね。

玄関を開ければ、うるさい!

バサ~ッと水をぶっかけられ、

不法侵入だ!とパトカーを呼ばれ、

それでも、飛び込む。

月初めに50人の新人が入社し、

月末には1~2人しか残っていない業界。

客を取った、取られた。

と、社内でドスを振り回し、

警官に連行される社員へ、

バイバ~イ!

ありがとう~!

と、手を振る本部長。

歩合は本部長の懐へ。

一億総不動産屋の終焉とともに、

社長の自殺で会社はあっけなく倒産した。

ここで、ボスは徹底的にしごかれた。

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コメント

コスモさんが試験を受けた年、私は生まれました。
とてつもない営業をされてきたんですね。
私が怖い怖いと言っているレベルが笑えてきます。^^;

ちょっとでも追いつけるようがんばります!

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