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2008年11月23日 (日)

黄泉資金から学ぶ 2

Yuuhi

今週も沢山のアクセスと応援を頂き、

誠に有難うございます。

「波平・磯乃物語」は誇張していますが、

(利息だけ)には「落とし穴」も潜んでいます。

隠れた部分を取り上げる事で、マイナス面を

浮かび上がらせる事も必要ではないでしょうか。

プラス面だけの制度はあり得ない。

そこには、マイナス面も潜んでいます。

「制度の活用」においては、

やはり、メリット・デメリットを総合的に

判断することですよね。

バブル時代において、

住宅金融公庫に「ゆとりローン」がありました。

当時、

私はこれを「地獄ローン」と読み替えていました。

当初の5年間の返済額は低い。

しかし、6年目からは急上昇する仕組み。

6年目以降に返済が滞り「競売」への転落。

この図式は「ゆとりローン」を活用した

段階からすでにわかりきっていた。

「ゆとりローン」は「地獄への片道キップ」と

指摘しながらお客様へ説明していました。

当初の5年間でなく、6年目以降の返済額を

示すと、「とても無理な金額」ですね。と言われる。

「ゆとりローン」を活用すれば、マイホームの夢が叶う。

それが「ゆとりローン」の魔法だと気がつかない。

気がついても、「夢」の前にかき消されてしまう。

「制度の活用」には、メリットもあれば、デメリットも

ありますから、メリットのみに惑わされず、慎重の上にも

慎重に検討することが求められますね。

黄泉資金とは?

社会福祉協議会の長期生活資金支援においても、

要保護長期生活資金支援制度においても、

また、財団のリフォーム資金においても、

「土地評価の高い所有権を持つ債務者」である

高齢者の「死」が「返済期限の条件」ですね。

ですから、

私はこれらを称して「黄泉資金」と名付けたのです。

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コメント

私は61歳の時に、無駄な利息は1円も払いたくなかったので、手持ちの資金だけで老後暮らす家を建てました。年末調整に税務署へ行くと、「ひょっとして損をしたのかな」と思いますが、いかがでしょうか。

例えば、2000万円ローンを2.85%
の金利で借りた場合。
年末調整は10年間で、最大控除額は
160万円ですね。
では、
金利分は約300万円となりますね。

有難うございました。

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