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2008年11月19日 (水)

黄泉資金 3

波平さんは、融資を申し込んだ。

不動産鑑定士の先生の鑑定価格は28万円

となり、十分な評価を得る事もできた。

銀行から通知が届いた。

カウンセリングを受けてください。の文字。

波平さんは磯乃さんと、

高齢者住宅財団で、融資条件の概略説明を受けた。

そして、

全ての手続きを終え、正式に融資決定の

通知が届いた。

債権額:1000万円

債権者:住宅金融支援機構

債務者:波平

連帯保証人:財団法人 高齢者住宅財団

第一順位抵当権者:住宅金融支援機構

リフォームされた家では、磯乃さんも

つまずいて転ぶこともなくなった。

玄関・廊下・風呂・トイレには(てすり)があり

快適な生活となった。

車椅子でも十分な幅の廊下・トイレの創り。

玄関扉も引き戸となり、軽く押すだけで開閉する。

玄関から道路までは緩やかなスロープとなった。

毎月の返済も(利息分29,166円)のみの

返済であるから年金からの支払いも楽であった。

10年の歳月が流れ、波平さんが亡くなった。

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