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2008年10月13日 (月)

今昔物語

今昔物語

「高齢者居住法 高齢者住宅諸問題」に

掲載している仮定事例です。

但し、時代と組織名を変えますが、

内容は今日の状況です。

五平さん(68歳)は、梅さん(65歳)

二人暮らし。

五平さん夫婦は、小さいながらも表通りで

商いをしていた。

十年前、

五平さんが病気で倒れたのを潮時に店を

畳んだ。

蓄えもなくなり、米櫃も底が見え始める。

見かねた町内の世話役さんは、

五平さん夫婦を(おなさけ講)へ頼み

(おなさけ米)を頂くように説得した。

五平さん夫婦は(おなさけ講)へ行き、

紋切番頭さんへ(おなさけ米)を申し込んだ。

紋切番頭

(おなさけ米)を受け付けるには条件があります。

五平さん

条件とは?

紋切番頭

五平さんの家は持ち家ですよね

五平さん

はい。細々ですが、

あの家で代々商いをしておりました。

紋切番頭

(おなさけ米)を受け付ける前に、

家を担保にして(おなさけ講)からお金を

借りて頂きます。

五平さん

お金を借りても、返すあてなど・・・・・

紋切番頭

毎月きちんと返さなくていいのですよ。

五平さん

返さなくてもいい・・のですか?

紋切番頭

お金は、五平さんが亡くなるまで返さなくて

いいのです。

五平さん

わてが、死ぬまで・・・・それで?

紋切番頭

五平さんが、お亡くなりになったら、

おかみさんから利息合わせて

全額返して頂きます。

梅さん

わてには・・逆立ちしても・・

紋切番頭

そのときは、家を売って返していただきます。

五平さん

お金を借りる事をお断りしたら・・

紋切番頭

おなさけ米の件はお受けいたしません!

五平さん

わかりました。

おっしゃるとおりにします。

五平さんは、(おなさけ講)からお金を借りた。

そして、毎月、

幾分か加増されたおなさけ米が

(おなさけ講)から届けられた。

そして、5年の歳月が流れ、

五平さんが亡くなった。

紋切番頭

お梅さん、いますぐ、

貸した金、利子をつけて全額返してんか!

梅さん

そんな大金・・・無理・・

紋切番頭

ほな、証文通り、

この家を売って返してんか!

梅さん

そ・・ん・・・な・・・

紋切番頭は越後屋へ家を売り、貸付金を

回収し、残ったお金を梅さんへ渡した。

梅さんは、(おなさけ講)へ

(おなさけ米)を申し込んだ。

紋切番頭

受けれまへんな~ 

梅さんには家を売って残った

お金があるじゃないですか!

梅さん

このお足(今日のお金で5万円)

ではとても・・

紋切番頭

そのお金がなくなったら、

来なさい!

では、

おなさけ講とは?

おなさけ米とは?

みなさん 考えてみてください。

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