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2008年10月19日 (日)

法と慣習のジレンマ

京都で争われた更新料問題。

今年一月の判決では、賃貸人の勝訴

となったが、舞台を高裁に移して

争われています。

おそらく、最高裁まで持ち込まれる

でしょう。

京都では、

新たに、更新料を巡って

2件が地裁・簡易裁判へ提訴されています。

賃貸借市場には地域性の慣習があります。

では、

慣習は合法か?違法か?となると、

けして、違法ではない。

では、

歴史的背景から考察してみよう。

東京では、

更新料は、高度成長期において、

従前の賃料と成長期の賃料に

差が拡大してきた。

この差を補充する意味合いから、

(更新料)なる制度が編み出された。

一方、京都では、

学生の毎月の賃料を低額とする代わりに

更新料で賃料の補充とした。

これが更新料の時代背景である。

礼金とは、

戦後、市場に借家の数が絶対的に

不足していた。

賃借人から賃貸人へ、

私に貸して頂き有難うございます。

これは些少ですがお礼です。

この(お礼)が礼金の時代背景です。

関西地方に見られる、敷引きとは?

一定期間使用すれば損傷等がある。

この損傷等の補修費として

契約締結の時に、保証金から一定割合を

差引く。とする制度であった。

これら制度が(慣習)として地域の特性

として残った。

しかし、

市場原理は様変わりしている。

どのように様変わりしたかと言えば、

需要と供給のバランスである。

そして、

市場は供給高が今日の現状である。

さらに、

(法)と(慣習)のジレンマである。

さて、

定額補修費分担金制度とは?

この制度も全国的な制度ではありませんが、

賃借人に事前に修繕費の一部を負担させる

制度です。

この定額補修分担制度での裁判が京都地裁で

2件ありました。

結論を先に言えば、

4月の京都地裁では賃借人の勝ち。

9月の京都地裁では、

賃借人の請求棄却、つまり負けですね。

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