妻の笑い
私が行政書士試験に挑戦した動機。
妻が読んでいた本。それが行政書士試験の本だった。
妻に受けるの?と尋ねたら、笑っていた。
漠然とではあるが、私の何かに火がついた。
そして、亡き恩師を思い出していた。
闘病生活(ガン)をされていた大学時代の恩師をお見舞いした時、
書籍に囲まれた部屋で論文を書いておられた。
身体の管、(こんな身体になっちゃったよ。)ワッハッハ~と笑いながら、好きな日本酒を、
お猪口に注ぎながら万年筆を動かされていた。
恩師が亡くなられた後、この書きかけの論文を奥様から遺品としていただきました。
遺品を読みながら、もう一度、勉強しなおしてみようかな?との思いが湧いてきた。
漠然とした思いであったが、それが(何か)見えた。
よし!この資格を取ろう!と決めた瞬間、(何を?)の漠然としたものが(行政書士資格)
と明確な課題目標となった。
そして、独学での挑戦が始まった。平成18年度、試験制度大幅改定を知り、
これはチャンス!だと思った。58歳で行政書士試験を受ける。結果は合格率4.78%の壁を越えていた。
思わず頬を抓って痛い!
平成19年5月、行政書士事務所を開業し不動産業との兼業となる。
教授と学生(師弟関係)の繋がりは、生涯学習でもあると思う。
行政書士となり、受験勉強以上の勉強量となったが苦でなく楽しいと感じる。
私、学生時代は経済学部であり法学部とは無縁でした。
しかし、学問することに、経済も法学もなく、課題と目標を立てればそれが(学問への道)
である事を恩師から教わりました。それを忘れていた。
そして、妻の笑いで思い起こした。
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コメント
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‘何かに火をつけた’のが奥様、
背中を押してくれたのが恩師
なにかに火がつく、何かがうまくいくとき
その人の前に導き手が現われる と聞いたことがあります。
そしてそんなときは必ずうまくいくと。
そんなことを思いだしました。
投稿: saisho | 2008年4月 9日 (水) 21時07分
不思議な力ですよね。
投稿: コスモ | 2008年4月10日 (木) 09時27分