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2008年4月 9日 (水)

妻の笑い

私が行政書士試験に挑戦した動機。

妻が読んでいた本。それが行政書士試験の本だった。

妻に受けるの?と尋ねたら、笑っていた。

漠然とではあるが、私の何かに火がついた。

そして、亡き恩師を思い出していた。

闘病生活(ガン)をされていた大学時代の恩師をお見舞いした時、

書籍に囲まれた部屋で論文を書いておられた。

身体の管、(こんな身体になっちゃったよ。)ワッハッハ~と笑いながら、好きな日本酒を、

お猪口に注ぎながら万年筆を動かされていた。

恩師が亡くなられた後、この書きかけの論文を奥様から遺品としていただきました。

遺品を読みながら、もう一度、勉強しなおしてみようかな?との思いが湧いてきた。

漠然とした思いであったが、それが(何か)見えた。

よし!この資格を取ろう!と決めた瞬間、(何を?)の漠然としたものが(行政書士資格)

と明確な課題目標となった。

そして、独学での挑戦が始まった。平成18年度、試験制度大幅改定を知り、

これはチャンス!だと思った。58歳で行政書士試験を受ける。結果は合格率4.78%の壁を越えていた。

思わず頬を抓って痛い!

平成19年5月、行政書士事務所を開業し不動産業との兼業となる。

教授と学生(師弟関係)の繋がりは、生涯学習でもあると思う。

行政書士となり、受験勉強以上の勉強量となったが苦でなく楽しいと感じる。

私、学生時代は経済学部であり法学部とは無縁でした。

しかし、学問することに、経済も法学もなく、課題と目標を立てればそれが(学問への道)

である事を恩師から教わりました。それを忘れていた。

そして、妻の笑いで思い起こした。

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コメント

‘何かに火をつけた’のが奥様、
背中を押してくれたのが恩師

なにかに火がつく、何かがうまくいくとき
その人の前に導き手が現われる と聞いたことがあります。

そしてそんなときは必ずうまくいくと。

そんなことを思いだしました。

不思議な力ですよね。

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