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2008年2月 1日 (金)

原状回復 事例2

原状回復 事例 2

私の判断

いがみ合った状況での話し合いでは火に油を注ぐだけ。

現場の写真を撮り、日を改めて話し合いの場を設定しました。

日を改める事で双方も多少は冷静になれる。

私の判断

1.畳 減価償却済みです。しかし、賃借人も箪笥の裏側で

 気がつかなかったとしても湿気により腐食した穴であり、換気を

 するなどの配慮もあったはず。

 よって、穴の開いた畳3枚は賃借人の負担。

1.浴室前の床のたわみ 浴室のドアの取り付けにも問題が見られる。

浴室から出る際に滴った水で床が腐った結果であり、賃借人にも

マットを敷くなどの配慮があったはず。よって、補修費の一部負担。

1.浴室のタイルの亀裂 構造上の問題であり賃借人の責めにはできない。

しかし、亀裂を発見した早い段階で大家さんに報告しなかった責任もあり、

補修費一部賃借人負担。

1.襖 減価償却 破れもみられるが20年の歳月を考えれば大家さん負担

1.天井の手形跡は工事段階で職人が素手で工事した結果と思われる。

また、黒いのはストーブ等による日常生活が原因で自然損耗。

1.トイレは異常な汚れ。しかし、便器交換でなくハウスクリーニングで賃借人負担。

1.壁は繊維壁であり、繊維壁の性質から考えれば自然損耗。

1.台所の床・流し台も20年の自然損耗

1.換気扇 油の塊がこびりつき、換気扇が作動しない。自然損耗だけの問題でなく賃借人の不注意です。換気扇交換費用の賃借人負担。

荷物を出しただけで、掃除がされてない。

一般常識から考えても、掃除程度は常識の範囲であり、ハウスクリーニング費用も

一部賃借人の負担。

大家さんも20年経過から自然損耗は認識。しかし、あまりの汚れに

唖然となり、これも!あれも!となった。

賃借人も敷金内なら仕方ないかなと覚悟。しかし、あれも!これも!で

追い銭が幾らになるのか。と考えたら憮然となった。

結果は、見積書では追い銭となるが、20年間借りて頂いており、敷金返還なしで

双方合意しました。

賃借人には、善良なる管理者としての責任があります。

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コメント

流石、コスモさん。

こういった敷金の処理であればお互いが納得
出来るんですよね。

しかし、京都地裁判決は納得行きません。
更新料が家賃相当分と言うなら、最初から
家賃を高くしろ!と言いたい。

私の住んでる地方では、更新料なんて慣行が
無いので全くもって理解できません。

地裁の判事は・・・な方が居ますので高裁で
逆転、最高裁で確定させて欲しいと思う。

もし、この地裁判決が確定したら、絶対に
便乗値上げが発生するのも目に見えています。
そんな事は阻止しなければなりません。

消費者契約法10条では、力関係も考慮され
るべき。実社会では借りる側の立場が弱いの
ですから。

お父ちゃん
京都地裁の判決には私もガクッ!となりました。
便乗が各地で起こるでしょうね。
この裁判では、消費者契約法第10条を根拠に論争されたけど、私は、民法第1条での論理展開ではなかったのか?と思ってます。

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