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2007年9月23日 (日)

のどかな学生時代

昨夜、学生時代の教授と電話で話した。

久しぶりに教授の声を聞いて、ス~ッと学生時代に戻った。

大学を卒業するまで買った専門書は一冊だけ。

それは分厚い(資本論)。

これは優れモノでした。

表紙が厚いから俎板になり、おぼんとなり、ちゃぶ台にもなり枕にもなる。

ボロボロになった本を見た教授が一言

お~読み込んでるな!

授業には出ない、試験は受けない。

1年間、休学して気ままな旅へ出た。

旅から戻れば、単位不足で留年宣告を受ける。

1-2年とも授業にでない、試験も受けないでは留年も当たり前。

そこで、学長と膝詰め談判。

留年でなく、このまま3年にしてください。

粋な学長は条件を出してきた。

それでは、この1年間で、1-2-3年の全単位を取れ。

1単位でも落としたら留年とする。

条件付きで3年となる。

ゼミの教授から、どうせ君はゼミにも出ないだろうから、

国家試験を受けて受かったらゼミの単位をやる。

ゼミは古典経済だけど、何故か、畑違いの宅地建物取引主任者に挑戦。

理由は、本屋で、今からでも間に合う宅建試験の文字を見たから。

半年、宅建試験に向け、ねじり鉢巻生活してた。

必要単位は確保して、宅建に合格して卒業となる。

入学式にも出てないから卒業式も出ませんでした。

それでも、教授とは卒業してからもお付き合いさせてもらってます。

4年前に亡くなられた教授とは酒を呑んでワッハッハ~~~

亡くなられる前に尋ねたとき、身体から管が伸びていた。

ワッハッハ~ こんな身体になっちゃったよ。と。

熱燗をお猪口についでクイ~と呑まれた。

本に囲まれた部屋で論文を書かれていました。

訃報を聞いたときは、ボ~然となった。

奥様から形見分けですと送られてきた。

それは、書かれていた論文でした。

独特な文字の解読にはてこずりましたが。

私の大切な宝物です。

あらぶれる全共闘時代でしたが、のどかな学生時代でもありました。

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